07:17 ◎コーン、「優」「良」が70%に上昇=大豆は64%に低下―米農務省

 【シカゴ時事】米農務省が23日発表したクロップ・プログレス(22日現在)の作柄状況によると、トウモロコシは「優」と「良」の占める割合が前週比1ポイント上昇の70%となった。前年同期は70%。主要州ではアイオワが67%、イリノイが64%などとなった。
 一方、大豆は「優」と「良」の占める割合が前週比2ポイント低下し、64%となった。前年同期は69%。主要州ではアイオワが68%、イリノイが62%。(了)
07:02 ◎反発=ロシアの輸入見通しで〔シカゴ小麦〕(23日)

 過去最悪の干ばつに見舞われたロシアが穀物を輸入するとの見通しを背景に、反発した。9月きりは13.25セント高の692.25セントで終了した。
 ファンドは4000枚の買い越し。
 ロシア農業省によれば、同国穀物生産はこれまでのところ38%減。豪州西部の乾燥懸念も相場を支援した。アルゼンチン政府によれば、乾燥と低温により、小麦生産に支障が生じている。
 米国産小麦の輸出検証高は2147万4000ブッシェルと、業界予想の1500万〜1800万ブッシェルを上回った。
 ロシアの気温低下と降雨によりロシア産小麦へのストレスは緩和しつつある。向こう5日間にさらに降雨があるとみられ、土壌水分の増加に寄与する見通し。(ロイターES時事)
06:55 ◎反落=米収穫期の接近が圧迫〔シカゴ・トウモロコシ〕(23日)

 反落し、9月きりは4.00セント安の417.25セントで終了した。新穀12月きりは3.50セント安の432.75セント。
 米国の収穫期が接近し、季節的な圧迫要因となっている。米商品先物取引委員会(CFTC)が20日発表した統計で、ファンドの買い持ち高が大幅に増加したことを嫌気した売りも出た。
 米国産コーンの輸出検証高は3760万6000ブッシェルと、業界予想の3300万〜3700万ブッシェルをわずかに上回った。
 予報によれば、米国のコーンベルト東部は週末の雨で恩恵を受けたが、今週は雨が降らない見通し。
 米農務省は、日本向けに2010〜11年の受け渡しで10万5054トンの販売を確認した。(ロイターES時事)
06:54 ◎まちまち=米収穫期接近が圧迫材料〔シカゴ大豆〕(23日)

 まちまちとなり、9月きりは2.25セント安の1007.00セントで終了。最も活発な11月きりは1.50セント高の1005.50セント。
 堅調な輸出需要や小麦高が支援材料。一方、豊作が見込まれる米国の収穫期が接近しており、季節的な圧迫があった。
 ファンドは3000枚の買い越し。
 米国産大豆の輸出検証高は1174万5000ブッシェルと、業界予想の900万〜1200万ブッシェルの範囲内だった。
 米農務省はメキシコ向けに10万8000トンの販売と、仕向け地不明で10万5000トンの販売を確認した。(ロイターES時事)
06:15 ◎大豆、1174.5万ブッシェルと予想範囲内=コーンは若干上回る―米輸出検証高

 【シカゴ時事】米農務省が23日発表した週間輸出検証高(8月13〜19日)によると、米大豆輸出高は1174万5000ブッシェルと、市場予想の範囲(ロイター通信調べ、900万〜1200万ブッシェル)内だった。中国向けは432万8000ブッシェル。
 今年度の累計は前年同期比18.3%増の14億4077万7900ブッシェルとなった。
 一方、トウモロコシの輸出高は3760万6000ブッシェルと、市場予想レンジ(3300万〜3700万ブッシェル)の上限を若干上回った。今年度の累計は前年同期比4.4%増の18億0384万7000ブッシェル。
 小麦の輸出高は2147万4000ブッシェルと、市場予想レンジ(1500万〜1800万ブッシェル)を上回った。(了)
22:01 ◎ロシア干ばつ被害、900億円超に

 【モスクワ時事】インタファクス通信によると、ロシアのペトリコフ農業次官は23日、干ばつによる同国農業への被害額が327億ルーブル(約915億円)に上るとの見通しを明らかにした。
 同国では、干ばつで32の連邦構成体が非常事態を宣言。ペトリコフ次官によると、作物が枯れるなどの被害は、作付面積の26%に当たる1100万ヘクタールに上った。今年の穀物生産高は6000万〜6700万トンに減少すると予想されている。(了)
20:47 ◎7月末のロシア中規模農家の穀物在庫、前年を上回る=統計局資料

 【モスクワ・ロイターES=時事】ロシアの中規模農家の穀物在庫が7月末時点で2103万トンと、前年同月末の2017万トンを上回っていたことが23日分かった。ロイター通信がロシア統計局の資料を入手した。
 小麦在庫はこのうちの1490万トンと、前年の1513万トンを下回っている。
 中規模農家を含むロシア全体の穀物在庫は不明。7月1日時点では中規模農家が810万トン、調達・加工業者が1360万トンの在庫を保有していた。(了)