07:51 ◎原油反発=株価上伸、ドル下落で〔NY石油市況・詳報〕(17日)
【ニューヨーク・ロイターES=時事】17日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は反発した。相場は過去5営業日連続で下落していた。ニューヨーク株の上伸と米鉱工業生産の増加で、経済をめぐる懸念がやや和らいだことが支援材料。ドルの下落も上げ要因となり、商品へのリスク投資が促された。
ブレント原油のニューヨーク原油に対する上ザヤは6月半ば以来最大となった。欧州の経済見通しが強まったことに加え、米国の製油所稼働率低下、高水準の米原油在庫が背景。
NYMEX原油9月きりは0.53ドル(0.7%)高の1バレル=75.77ドルで終了。安値は75.01ドル、高値は76.63ドル。
NYMEXヒーティングオイル9月きりと、同RBOB9月きりも上伸した。いずれも過去5取引日連続で下落していた。ヒーティングオイル9月きりは0.0371ドル高の1ガロン=2.0259ドルで終了。RBOB9月きりは0.0289ドル高の1.9532ドルで終了した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した7月の鉱工業生産は前月比1.0%増加した。6月は0.1%の減少。
ロイター通信がまとめたアナリスト調査によると、今週発表の米週間在庫統計で、原油在庫は前週比100万バレルの減少と予想された。また、ガソリン在庫は10万バレル減少、ディスティレート(留出油)在庫は150万バレル増加と予想された。
米国立ハリケーンセンターは17日、カリブ海中央部の熱帯波が向こう48時間に発達する可能性は10%と低い見通し。
ロイター通信が関係筋から集めたデータによると、9月の北海原油生産高は7.6%増加すると予想されている。(了)
07:30 ◎イラク「数年で自立」と強調=石油収入を糧に―退任のヒル米大使
【ワシントン時事】33年間の外交官生活を終えて退任するヒル駐イラク米大使は17日、国務省で記者会見し、「イラクは次第に安定してきている」と治安改善の成果を強調するとともに、同国が数年間で石油収入を糧に財政的に自立できるとの見通しを明らかにした。
同大使は、イラクに対する米国の財政支援に関し、「今後30年間続くような無制限の約束を求められているわけではない」と指摘。イラクが石油産業を軌道に乗せるまでの「あと数年間」の支援が必要だと述べた。
さらに、新政権発足の遅れで政治的空白が続いていることについて、「イラク人は、がけっぷちから飛び降りるしかないほど、ぎりぎりの所まで行って解決策を見つけることがよくある」と述べ、楽観的な見方も示した。
ヒル氏はブッシュ前政権時代、東アジア・太平洋担当の国務次官補を務め、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の首席代表を兼任。米朝交渉の「顔」として注目を集めた。同氏は8月末で外交官を退任し、コロラド州デンバーの大学で教職に就く。(了)
07:29 ◎米原油在庫、前週比586万6000バレル増=API週報
【ワシントン・ロイターES=時事】米石油協会(API)が17日発表した8月13日までの1週間の米石油在庫統計は以下の通り。
原油 3億5860万5000バレル
(前週比586万6000バレル増)
ガソリン 2億2553万7000バレル
(同202万6000バレル増)
うち改質ガソリン(RFG)
152万3000バレル
(同4000バレル増)
ディスティレート(留出油)
1億6771万2000バレル
(同205万1000バレル増)
うちヒーティングオイル(暖房用油)
4851万3000バレル
(同89万バレル減)
(了)
05:07 ◎原油、6日ぶり反発=ドル安と株高が追い風〔NY石油〕(17日)
【ニューヨーク時事】17日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、対ユーロでのドル安や株高などを追い風に6営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物は、前日終値比0.53ドル高の1バレル=75.77ドルで終了。10月物は0.56ドル高の76.16ドルで引けた。
アイルランドおよびスペイン国債の入札結果が欧州信用不安の緩和につながり、海外市場の流れを引き継いで、ユーロが対ドルで堅調に推移。ドル建てで取引される商品相場の割安感に着目した買いが先行した。また、米株価はこの日、7月の米鉱工業生産、卸売物価指数(PPI)がともに改善したことをきっかけに大幅上伸。小売大手2社の比較的好調な決算や企業の買収・合併(M&A)案件の発表が相次いだことも先行き懸念を和らげ、リスク資産への資金回帰が後押しされる中、原油もつれ高となった。
さらに、官民の週間在庫統計の発表をこの日夕と翌18日午前に控え、在庫減観測が広がっていることも相場を下支えした。市場予想(ロイター通信調べ)は、米エネルギー情報局(EIA)の週報で13日までの1週間の原油在庫について、前週比100万バレル減と3週連続の取り崩し、ガソリンは同10万バレルの減少を見込んでいる。
ただ、MFグローバル・エナジーのマイク・フィッツパトリック氏は目先の動きについて「一部の経済指標の改善やあすの在庫統計の結果に、季節要因による薄商いが加わって、相場はわれわれの予想レンジ75〜78ドルの上限に近づく可能性がある。しかし、景気や原油相場に対して、先行き見通しが当面弱いとの考えに変わりはない」と慎重な見方を堅持した。(続)
23:09 ◎原油、6日ぶり反発=ドル安と米原油在庫減予測を好感〔NY石油〕(17日午前)
【ニューヨーク時事】17日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドルの対ユーロ相場下落に加え、米原油および石油在庫の減少予測の広がりに6営業日ぶりに反発している。米国産標準油種WTIの中心限月9月物は午前9時40分現在、前日比0.64ドル高の1バレル=75.88ドル。
この日は海外市場からドルが対ユーロ相場で下落基調となっており、ドル建てで取引される原油相場に割安感が生じている。また、この日夕の米石油協会(API)およびあすの米エネルギー情報局(EIA)の統計を待ちながらも、原油は110万バレル減、ガソリンは20万バレルの減少とみられていることから、需給ひっ迫観測を追い風に相場は朝方の早い段階から上伸基調となっている。
一方、この日発表された各種米経済指標は強弱まちまちの内容。7月の卸売物価指数(PPI)は季節調整済みで前月比0.2%上昇し市場予想を上回ったが、同月の住宅着工件数は前月比1.7%増と、3カ月ぶりのプラスとなりながらも前年同期比では依然マイナスとなり、先行指標である住宅着工許可件数も3.1%減で2009年5月以来の低水準となった。また、同月の鉱工業生産は季節調整済みで前月比1.0%の上昇。このため、経済指標はあまり手掛かりにならず、市場は為替相場や米原油在庫を眺めた動きとなっている。(了)